暇を極めた大学生の日記

本当に暇を極めた大学生は何をするんだろう。休学大学生の毎日を観察してみませんか。

大切な教え子へ

2018/01/15

 

今日の君は、かなり落ち込んでたね。

センターで思ってたよりも

更に低い点数を取った。

 

親からは

結果を聞かれて

上手くいかなかったと答えても

2次があるから大丈夫だと言われる。

 

友達からは

点数を聞かれて

聞くのも辛いし

聞かれるのも辛い。

 

学校でも

周りの人たちの声が聞こえてきて

心にグサグサ刺さる。

 

 

俺がどんな薄っぺらい言葉を並べても

どんなアドバイスをしても

 

君はメンタル的にやられていて

授業できる状態じゃなかったね。

 

「自分、涙もろくて」

そう言いながら

俺の前で涙を流した。

 

本当はあの時、

俺の前で涙を流してくれたこと

嬉しかったよ。

少しは信頼されてる証かなって、

そう思った。

 

 

いろんな話をしたね。

 

 

 

現役と浪人の話。

 

 

自宅と下宿の話。

 

 

アルバイトの話。

 

 

大学の授業の話。

 

 

これからの話。

 

 

 

自信持って胸張って言えるのは

 

君は、世界で一番

大学生活に詳しい

高校生だということ。

 

 

もちろん俺の

押し付けも多いと思う。

 

一般的には

正しくないことも

今日は話した。

 

 

けれど、大切なことは

自分で決めること。

自分の考えや、価値観を持つことが

何よりも大事で、かっこいい。

 

 

自由があるからこそ

その時間をいかに使うのか。

 

どんな大学生になりたいから

 

どんな大人になりたいか。

 

 

どんな自分であるのか。

 

 

 

そんなことが決まったら

また直接話してくれよな。

 

 

 

単に一個上のかてきょの先生と生徒、

 

という関係ではない。

 

 

年が一個違うだけど、

同じ立場の男同士。

 

だからこそ、話してくれたこともあったね。

俺も話しながら、学ぶことがたくさんだった。

 

 

これから君が

どんな道を進むことになっても

 

 

その道を正解にするのは自分

 

 

めっちゃめちゃに受け売りだったけど

その言葉に、共感してくれたね。

 

 

今の君なら、どんな選択肢を歩もうと

大正解にできると俺は思ってるよ。

 

 

 

君が大学生になっても

かてきょのつながりは終わったとしても

 

1人の大切な人として

 

これからもこのつながりを

俺は大切にしていきたい。

 

 

 

あともう少しで試験本番。

 

緊張するだろうし

体力的にもしんどいと思う。

 

 

何もできないけど

 

遠くから応援してる。

 

 

 

 俺が受験前に聞いていて

心救ってくれた曲の歌詞をきみに。

 

 

 

 

 

 

さいごまで

さいごまで

走り抜けてやれ

君のこと

見守ってる

人がいるから

届くまで

あと少し

歌い続ける

君は1人じゃない。