大切なものは失ってから気付く
2018/04/17
彼女と別れました。
彼女と出会ったのは、去年の今頃。
大学に入学した頃に出会った。
そんなに特別な出会いじゃなかった。
君がこっちを見てて、たまたま僕が目を向けたら
一瞬、目があったんだよね。
赤く頰を染めながら、君は笑ってた。
僕が恋に落ちるのに、時間はかからなかった。
文字通り、一目惚れだった。
-------------------------------------------------
付き合ったばかりの頃は
お互いわからないことだらけで、
周りの人たちの見よう見まねで接してたよね。
あの時はお互い不器用だったもんね。
毎日会って話していた、ってわけでもなかった。
時々顔を合わせて、お話しするって感じだった。
あの時の僕たちは、ただそれでよかったんだよね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて、2人で仕事をしたのはいつだったかな。
たしか、一緒に教育学部のレポートを書いたんだっけ。
レポートとは言っても、ほとんど自分の考えを書くだけの、簡単なやつ。
懐かしいね。たったA4一枚書くだけなのに
たくさん話し合って書いたよね。
僕は早く終わらせたくて仕方がなかったけど
君は、本当のんびり屋さんだから
レポート書くだけで一苦労だったなあ。
-------------------
それから僕たちが一緒に行う仕事が
どんどん増えていったんだよね。
大学でのレポートにとどまらず
学外での活動で使用するデータや
お金とかの管理もしたし
一緒にネットサーフィンとかもしたよね。
youtube、君は本当に好きだったよね。
ずっと、あの6人組のYouTuber見てたもん。
お陰で僕も、今では彼らの動画
毎日見るようになっちゃったじゃんか。
--------------------
いつまでも、一緒にいると思ってた。
たまに君は機嫌が悪くて、僕の言うことを
聞いてくれない時もあったけど
それでも一緒にいてくれたのは、君だった。
別れた日も、前日まではいつも通りだった。
一緒に勉強して、映画見て、眠たくなって一緒に寝た。
起きたら君は、もういなかった。
虫の知らせとかって言葉があるけど
そんなのはウソだ。
突然、君はいなくなった。
ありがとうや
さよならを
言うこともできずに
君はいなくなった。
君はいつでも僕のそばにいてくれた。
大切な人だった。
大切だってことを、当たり前すぎて忘れていた。
もっと、大切にすればよかった。
大切なものは、失ってからじゃ分からないって
教えてくれたのは君だよ。
本当にごめんね。
本当にありがとう。
大好きだったよ。
さっさと次の人に乗り換えよ。←